毎日のシャンプーについて知っておきたいこと

実は毎日のシャンプーの方法が、ヘアケアにとって重要であることをご存知でしょうか。髪の毛は、複数のアミノ酸が結合してできたタンパク質の一種である「ケラチン」を主成分として構成されています。その中でも「グルタミン酸」というアミノ酸は水に溶けやすく、シャンプーのたびに流れていきます。美容院用のシャンプーはこのアミノ酸系をベースに作られていることが多く、シャンプーで流れるグルタミン酸を補給してくれます。

自宅でアミノ酸系のシャンプーを使用する場合は、十分にアミノ酸が補給されるよう、シャンプーをしてから1～2分ほど放置しておくとよいでしょう。次にシャンプーの使用方法におけるポイントです。

シャンプー前にはブラッシングして、髪の毛や頭皮に付着した汚れを軽く落としてください。ブラッシング後もお湯で汚れを優しく洗い流します。そして、手の平に500円玉くらいのシャンプー液を取り、よく泡立てるのがコツです。髪の毛や頭皮にその泡を馴染ませ、爪を立てずに優しく揉み込むように頭皮をマッサージしながら洗います。

トリートメントは大事な工程

シャンプー後は、トリートメントもしくはコンディショナーを使用し、髪の毛に栄養成分を与えましょう。トリートメントの効果的なつけ方は、シャンプー後に髪の毛の水分をしっかりと取り、毛先からたっぷりつけることです。そして、トリートメントを髪全体に馴染ませるために、コームや手グシを優しく通してください。

洗い流さないトリートメントを使用する

シャンプー後に使用する洗い流すタイプのトリートメントに加えて、洗い流さないヘアオイルやヘアクリームの使用も、自宅での髪質の改善を目指す方法としておすすめです。髪の毛はドライヤーで乾かすとどうしても水分が飛んでしまうため乾燥しがちです。ドライヤー後の乾燥を抑えるためにも、ヘアオイルなどで保湿してあげてください。

ドライヤーでの乾かし方

ドライヤーの熱風は髪の毛を傷めると思われがちですが、最近のドライヤーは進化しており、使い方次第で髪の毛にツヤを与えられます。

乾かす際は根元から毛先の順にドライヤーの風を当ててください。毛先からドライヤーを当てると全体が乾くまでに時間がかかり、キューティクルが開いて髪が広がってしまうためです。また、ドライヤーの熱が一箇所に集中して当たると髪へのダメージが大きくなるため、ドライヤーを振りながら乾かしていくとよいでしょう。

美髪のためには紫外線ケアを忘れずに

お肌と同じように髪の毛にとっても紫外線は大敵です。

特に紫外線B波（UV－B）はキューティクルに大きなダメージを与え、パサつきやゴワつきの原因になります。日傘や帽子を被るなど紫外線対策をしましょう。