クセ毛の種類

代表的なクセ毛の種類は以下のとおりです。

・波状毛（はじょうもう）

日本人に多いタイプで、髪の毛が波のように柔らかくうねっているのが特徴です。大きなうねりから三つ編みをほどいたような小さなうねりまで個人差があり、小さなうねりほどクセが出やすくなります。見分け方は、髪の毛が濡れているときも“うねり”があるかどうかです。濡れているときもクセが出る方は、このタイプである可能性が高いでしょう。

・捻転毛（ねんてんもう）

毛先に向けてクルクルと捻じれているタイプです。髪質が細くて柔らかい方に多く見られる傾向があります。捻じれることで髪の内部にヨレがあり、触るとざらついたツヤのない印象です。ブラッシングの際、捻じれた部分にクシが通りにくく切れ毛の原因になります。

捻転毛は髪の毛の太さが均一でないことも特徴です。キューティクルが剥がれやすいうえに、パーマやカラーリングでは上手く薬剤が行きわたりません。

捻転毛かどうかの見分け方は髪の毛が乾いているときのクセの出方です。このタイプの方は髪が乾いているとクセが強く出て、反対に濡れていると落ち着く傾向があります。

・縮毛（しゅくもう）

名前のとおり、縮れた髪質です。ボリュームが出て広がりやすく、人によってはアフロヘアのようになる方もいます。このタイプは波状毛や捻転毛が混合していることも多く、触るとゴワゴワしていて見た目にツヤがないのが特徴です。

また、一見太くてボリュームがありそうに見えがちですが、実際は一本一本が細く毛量が少ない方も珍しくありません。

・連珠毛（れんじゅもう）

数珠（じゅず）の玉が連なっているように見えることが、名称の由来です。日本ではあまり見かけないため、馴染みが薄いかもしれません。太く強度がある部分と細く弱い部分があり、細い部分は手やクシで髪をとくと簡単に切れてしまいます。数あるクセ毛の中でも最もクセが強いタイプといえます。スタイリングがしにくく、思うような髪型にならないことが多いようです。

・加齢うねり

加齢による頭皮の衰えが原因で起こるクセ毛です。頭皮の老化によって毛穴の緩みや詰まりを引き起こし、うねりのある髪質に変化することがあります。ツヤやハリがなくなり、表面の所々に短い髪の毛が出てくるのが特徴です。

クセ毛の方はストレートヘアにしたくても、自宅でのケアではなかなかできないことも多いのではないでしょうか。このようなときはぜひ一度、美容院での縮毛矯正をお試しください。

美容院での縮毛矯正を検討する場合は、自身の髪のクセに合わせた施術をしてもらうことが重要です。波状毛や捻転毛、縮毛など自身がどのタイプかを把握し、適切な施術プランを提案してくれる美容院を選びましょう。