縮毛矯正の頻度

縮毛矯正のかけ直しで美容院に通う頻度は、クセの強さや髪の長さなどにもよりますが、一般的に3～6ヶ月前後がベストだといわれています。

縮毛矯正は、一度施術するとまっすぐで美しい髪に仕上がりますが、忘れてはならないのは、新しく生える髪の毛は元の髪質ということです。

新しい髪が伸びて髪のクセが徐々に広がることで、髪全体がうねったりボリュームアップしたりすることもあります。うねりやボリュームを抑えるためには、生えてきた根元部分を縮毛矯正しなければいけません。しかし、一度施術した部分に同様の施術をすぐに行うと、髪に大きなダメージを与えてしまいますので、2回目以降の施術では一般的に、伸びてきた根元部分のみに施術を行います。

長さ別の頻度

・ショートヘア

ショートやボブヘアの場合、伸びてくるとクセやうねりを感じやすくなるため、かけ直しの頻度は2～3ヶ月が目安です。ただし、あまり頻繁に施術を行うと髪や頭皮へのダメージが大きくなりますので、担当の美容師に相談しながら決めましょう。

・ミディアムヘア

ミディアムヘアのかけ直しにおすすめの頻度は4ヶ月前後です。ミディアム程度の長さがあれば髪に重みがあり、ショートヘアより根元のクセが出にくいといえます。

・セミロング

肩を超える程度の長さの場合、ミディアムヘアよりさらに髪に重みがあります。根元のうねりが出にくい長さですので、4～5ヶ月に一度のペースでかけ直すとよいでしょう。

・ロング

セミロングよりさらに髪の毛に重みがあり、うねりが伸びやすくクセが目立ちにくいスタイルです。また、ロングヘアは髪が傷むと目立ちやすいため、薬剤の強い縮毛矯正は6ヶ月ほど間隔を空けるのがベストといえます。

縮毛矯正のタイミング

縮毛矯正のタイミングを季節で考えた場合、一般的には梅雨の時期がよいといわれています。梅雨の時期は湿度が高く、髪の毛が広がりまとまりにくくなるためです。
この時期に縮毛矯正をすることで、うねりや広がりを抑えられ、スタイリングが簡単にできるというメリットがあります。梅雨前の4月・5月までに済ませたり、雨が続く5月・6月に美容院に行ったりなど、梅雨の時期に合わせてペースやタイミングを決めていくとよいでしょう。

髪のクセの状態からタイミングを考えた場合、クセの強い方は3ヶ月に一度の頻度がおすすめです。個人差はありますが、髪は一般的に1ヶ月で1cm伸びますので、本来のクセが目立ち始めるのが約3ヶ月後のタイミングです。それほど強くない方は4～6ヶ月に一度のペースでも十分かもしれません。

通う時期によって得られるメリットはありますが、時期よりもクセの程度に合わせて通う頻度を工夫するほうが、理想的な状態を長持ちさせるためには重要です。

縮毛矯正は、一度行うと施術した部分はまっすぐな状態が持続するため、毛先は頻繁にかけ直しする必要はありません。ただし、編み込みしたり誤ったお手入れをしたりなどの影響で、毛先にうねりが出ることもあります。その場合は、担当の美容師に相談してみましょう。